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足場屋は年を取ったら働けない?年齢ごとの仕事内容やおすすめの転職先、キャリアアップへの道も紹介
2024年03月29日
きつい仕事というイメージがある足場屋の仕事ですが、年を取ったらどうするのでしょうか。
歳を取っても働き続けるタフな人もいますが、年を取れば体力が落ちたり体が動かなくなったりするものです。
足場屋として働き続けるのは難しいと考え、転職を考える人もいるでしょう。
しかし、足場屋はつぶしがきかない職種です。
簡単には転職はできないでしょう。
足場屋は年を取ったらどのように自分の人生設計を考えればよいのでしょうか。
鳶職との違い
ところで鳶職と足場屋の違いは何でしょうか。
鳶職(とびしょく)は、建物の屋根や高い塔などの高所作業現場で働く職業のことを言います。
鳶職には、「足場鳶」「鉄骨鳶」「重量鳶」などにさまざまな分野に分類され、足場鳶(足場屋)は鳶職の1つです。
足場屋は足場を組む作業のエキスパートである鳶職のことです。
足場には、数十メートルの高さのものから数メールの高さのものまでさまざまですが、特にビルやマンションなど住宅専門のとび職人のことを意味することが多いようです。
年齢ごとの足場屋の仕事
足場屋の仕事はいわばハードワークで、元気な若い人さえもキツいと感じる仕事です。
体力や運動神経は年とともに低下していくので、いつまでも働けるというものではありません。
実際、20〜40代で転職する人も多いようです。
しかし、一方では足場屋の仕事は定年制がないので、希望すればいくつになっても働き続けることができます。
60歳以上の人でも体力の限界まで働き続けたいという方もいるでしょう。
18歳未満
5m以上の高さの場所で作業することは、18歳未満の場合、禁止されています。
18歳未満の人は足場組み立ての補助作業や資材の運搬などが中心になります。
10㎏以上ある資材を運ぶこともあるため、最初のうちは全身筋肉痛になることもあります。
この期間はいわば助走期間であり、こうして、毎日のハードワークにも耐えられる肉体と精神力、コミュニケーション能力が鍛えられていくのです。
20〜30代
現場で働くには最も脂の乗り切った期間です。
20代では足場の組立や解体が中心ですが、次第に足場屋としての経験を重ね、ノウハウを蓄積し、資格も取得して、よりスキルの高い足場屋へとキャリアアップしていきます。
足場屋としての仕事のスコープが広がり、毎日の働きが評価されると、施工管理や安全管理を務める「職長」に就任する人も出てくるでしょう。
40代
このあたりから体力や運動能力が一気にダウンします。
集中力や瞬発力を必要とする足場屋の仕事がこれまで以上にしんどく感じるようになってくるようです。
40代を超えたあたりで、多くの人が徐々に現場から離れ、管理業務や書類作成といったデスクワークへと移行していく人も多くなってきます。
この年齢が、職長や親方といった管理業務や人材育成に移行するのか、継続して足場職人として現場の仕事を続けるか、あるいは別の仕事に転職するのかの分かれ道となるでしょう。
50代
40代での選択に従い、継続して現場で働き続ける足場屋もいますが、さらに体力の衰えが増し、さらに多くの人が管理職やデスクワークに移行します。
自分のキャリアを見つめ直して、適切な選択が迫られます。
足場屋は営業職の適性がある
転職して、不動産の営業職やドライバーなどに転職する人も多いようです。
しかしこういった仕事も体力や判断力が不可欠なのは足場屋と同じです。
営業職もこれまでの宿主とはかけ離れていているので簡単には務まるものではないでしょう。
しかし、足場屋は、毎日のハードワークから、体力、精神力、コミュニケーション能力が鍛えられている人が多く、営業職向きの人も多いようです。
営業職は、ある程度の年齢でも転職がしやすく、おすすめできる職業であると言えます。
とは言え、自分の人生を決めるのは自分自身です。
まだ体力的に可能と思えば足場屋を続けるのもよいし、難しいと思えば転職するのもよいでしょう。
キャリアアップへの道も
足場屋から脱皮して管理職を目指すのもよいでしょう。
足場屋としての仕事を続けながら資格を取得すれば、キャリアアップして現場責任者になるなどへの道もひらけ、給与アップも期待できます。
現場の管理になって、部下の育成にたずさわることで、自分自身の成長も望めるでしょう。
まとめ
ここまで年をとった足場屋のキャリア選択について解説してきました。
足場屋には定年はなく、いくつになっても働き続けることは可能ですが、実際は年とともに引退する人が多いようです。
しかし、50代で転職をして新天地でキャリアを築くのはたやすいことではありません。
これまでとは全く異なる業界で仕事を一から覚えるのは、実際、厳しいものがあります。
一方では、いくつになっても足場屋として働き続ける人がいることも事実ですし、キャリアアップへの道に移行する人もいます。
選択肢はいくつもあり、どの道を選ぶのかはあなたの自由です。